つどいの木
- miyabi 雅
- 9月13日
- 読了時間: 1分
夢野 響
たとえ短く伐られても
再び芽吹く
生命の息吹
その幹は
静けさの中に歌を抱き
時間の風にそっと響く
春には優しい光とたわむれ
夏には涼しい風を運ぶ
秋には静かに祈りをささげ
冬には深い眠りを誘う
まばゆい笑顔も
切ない涙も
いつも大きく受け止めて
変わらぬ安らぎ
そっと返す
幹に触れれば
脈々と
目には見えぬ流れが響き
大地から空へ
祈りがのぼる
つどいの木
あなたは何も言わずとも
すべてを感じ
受け止めて
人と大地を結ぶ歌
いつも奏でているんだね
これまでも
そして
これからも




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